現役船長が教える乗合船に乗る時の基本の【き】
- 綾乃 向山
- 8月7日
- 読了時間: 6分
更新日:8月29日
どうも【タツ建丸】2号艇船長の向山です。
ここでは乗合船に初心者様に向けた予約方法やルール、などを解説していきますので是非
最後まで読んで「失敗したーーーー」とならない様に釣りを楽しんでください。

乗合船に乗る時の基本【予約編】
-まあまあハードル高いよねー-
1.釣りたいものはなんですか?
まずは自分がどんな釣りをしたいか?何を釣りたいか?を決めましょう。
釣りにはあらゆるジャンルがあり、自分がしたい釣りによって乗合船もまた変わるのでまずはそこを決めましょう。
同じ真鯛でも【テンヤ】なのか【タイラバ】なのか【タイサビキ】なのか様々な釣り方があり、またそれらに対応した乗合船が存在します。
2.乗合船を決めましょう
釣りたいもの、釣り方が決まったら乗合船を決めましょう。
ネットで検索し、評価の良いところを選びましょう。
この時の検索は釣りたい場所、釣りたい魚、釣り方などを検索されるといいと思います。
私は年間50回は他の乗合船に釣行に行きますが、グーグルなどの評価は大体正しいと思っています。
遊漁船はあくまでサービス業です。釣果も重要ですが「船長の態度が悪い」とかは論外だと僕は考えます。昨今乗合船も沢山あり、お客様が自由に選べますのでそれを理解していない船長の船に乗る必要はありません。
あといい船長には「いい常連客」がついてます。ですので船自体の雰囲気がいいのも特徴です。
現役船長が教える乗合船に乗る時の基本の【き】
3.予約は空いているか?
乗合船が決まったらサイトでスケジュールを確認しましょう。
「希望日に希望の釣り物の予約が空いているか」を確認しましょう。
どのサイトも「空き状況のスケジュール」が表記されているので確認しましょう。
釣り物はその日の予約を一番最初に予約したお客様が決める事ができます。
※後の人が変更や違う釣り物を選ぶ事は基本的にはできません。
例えば弊社のサイトであれば下記のところをクリック✨✨
4.いよいよ予約♪予約♪
希望日、希望の釣り物の予約が空いていたらいよいよ予約です。
乗合船のサイトによって様々ですが、
①電話予約②LINE予約③サイト予約 が一般的で①のみだとか③のみというサイトも結構あります。
お勧めはLINE予約があるとこで、これは気軽に問い合わせや、予約そして乗合船からのメッセージを24時間受け取れるところにあります。
予約の際の伝達事項は以下の通り
①日時
②釣り物
③名前と電話番号※LINEの際は必要ないケースもあります。
④当日の使用するタックルの情報を聞く※記載がある場合は必要なし。
糸の太さ(主にPEやリーダー)ジグの重さ、エサ釣りの場合やサビキの場合はオモリの号数
⑤集合時間・集合場所・出船時間
⑥レンタルタックルが必要な場合はこのタイミングで伝えましょう。
⑦クーラーボックスの持ち込みと氷の配布の有無
後は個人的に聞いておきたい事があれば聞いてください。
LINEの場合は別ですが、電話の場合は出来るだけ簡潔に聞いた方が良いと思います。
注意事項としては希望日やシーズンによってすぐ満席になるため、お早めに♪
弊社の場合は各釣り物の「タックル情報」も記載しております。

乗合船に乗る時の基本【準備編】
-闘いはここから始まっている-
1.タックルの準備
タックルがある方
予約が決まったらタックル(釣り竿、リール)の準備をしましょう。
指定のPEを巻いたリールはあるか?指定の重さのジグは?やタイラバのヘッドは?オモリは?専用のロッドは?もしくは代用ロッドは?等考えながら準備しましょう。
タックルが無い方
初心者の方はレンタルタックルも大体の乗合船の場合ありますので事前に確認、レンタルしておきましょう。
※ただし仕掛けやエサ、ジグやオモリ等の「仕掛け」はご自分で用意する乗合船が多数を占めますので予めご注意を。
※PEとリーダーの結束は出来るようにしておいた方が良いです。(時合いの場合お手伝いしている時間が無い場合があるので)
2.仕掛け・道具の準備
ジグの重さは大丈夫か?
釣れてるジグは?カラーは?
タイラバのネクタイのカラーは?
ワームは何色が釣れてる?
などなどどのの釣りにも必要な仕掛けがあります。
また、ライフジャケット、ナイフやライター、プライヤーにフィッシュグリップなどやリーダーの予備、クーラーBOXなどの道具も事前に準備しておきましょう。
※あと現金払いの船が多いので現金や駐車場代が必要な場所もありますので細かいものも用意しておくと安心です。
3.体調の準備
もしできるのであれば前日はお酒を飲まない方が良いでしょう。
そして早く就寝しましょう。船酔いの最大の敵は寝不足です、また釣果に大きく関わってきますので睡眠時間は出来るだけ多くとりましょう。
船酔いに不安がある人は酔い止めの薬を「寝る前一錠、乗る前一錠」
※一応どんな船も用意していると思いますので、酔い始めたかな?と思ったら、貰って追い薬をするか、おにぎりむさぼり食いをしましょう。←効果あるらしい。
乗合船に乗る時の基本【お作法編】
-船長の指示は絶対です。-
1.乗船前・乗船後の必要事項
①まずは乗船名簿、出船前に渡されるので必ずご記入を。※法的なものです。
②ライフジャケット(桜マーク) これも絶対に必要なものです。なければレンタルしてください※無料が殆どです。
③タバコのポイ捨ては厳禁です。必ず携帯灰皿か電子タバコをお持ちください。
④走行中は必ず座りましょう。
⑤船長のアナウンス、指示はしっかり聞きましょう。
⑥他の乗客への挨拶はマナーです。またアドバイスによって釣果が上がることも本当に多々あります。皆で協力して釣果をあげる心がけで♪
⑦オマツリは釣果を奪う最大の敵です。
必ず相手さんと協力して解きましょう。よく見かけるのが片方の人が解いて、片方はぼーっと見て待ってる状況。※これは基本的にマナー違反ですのでご注意を。
あと底が取れないと思ったらすぐに重さをチェンジ!!糸が斜めに入りすぎてるなと思ったら一旦回収!!
長々と書きましたが、どの船もそうですが分からなかったら問い合わせてください。
もしそれを嫌がる船長がいたら、その船ではなく他の船を選んでください。
1回やってしまえば簡単ですし、やってみればそれほどハードルが高いわけでもありません。そこから先の体験はきっと素晴らしいものになると思います。
以前私の師匠に「初心者さんが多いのですが何処まで教えてレクチャーしたらいいか分からないです」と相談したところ
師匠曰く「初心者さんが来たら1から教えて他の船でも一人前に乗れるようにしてあげるのが俺の役目やと思ってる。」とおっしゃってました。
それを聞いて「ああ…まだ私はこの人の目指す所のスタートラインにすら立ってなかったんやな」と思いました。
そんな船長も沢山いらっしゃるので
是非ハードル乗り越えていっぱい楽しんでください♪
最後に師匠の宣伝だけ
伊勢志摩のトンボジギング(ビンチョウマグロ)や魚種豊富なジギング、バチコンをされる予定がある方は是非【カチカチ丸】へ!!
現役船長が教える乗合船に乗る時の基本の【き】
明石で釣りをされる方が参考になる見ておくべきYouTubeチャンネル
「Fishing Creator AJチャンネル」様






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